移住生活

【北海道移住】移住する時期・季節は6.7月が圧倒的におすすめ!その理由は?

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いよいよ北海道への移住準備をすすめようとしたとき「いつ?何月ごろに移住するのがいいのだろう?」と考える方へのアドバイスです。

            ズバリ!6月か7月がベストです!

今勤めている勤務先や移住後のお仕事との調整、引っ越しの手続きなど、いろいろたくさんのことを進めていかなければいけません。
そうなると「〇月から住み始める」というのを明確にしないと、前に進んでいきません。

もちろん「北海道での仕事が〇月から」という、何かの決まり事があればその日に照準をあわせればいいのです。
ですが、そのあたりの決め事が比較的自由に決められる方はズバリ6月か7月がベストシーズンだと思います。

私たち夫婦が移住したのは、15年前の3月20日でした。

仕事が4月1日からと決まっていましたので「年度末」のこの時期でしたが、新生活ということもあり何かと大変でした。

その理由などを、経験談を踏まえお伝えします。どうぞよろしくお願いいたします。

6月、7月をおすすめする、これだけの理由

・3月の北海道は「まだ冬」なのです

・6月7月になると、体も心も余裕度が違います

なーしぃ
なーしぃ
3月の北海道は「まだ冬」なのです

北海道の3月は最高気温がプラスになる日も増えて雪解けもすすみ、日差しを暖かく感じる季節です。

しかし、夜はまだ氷点下まで気温が下がります。吹雪の可能性も残ります。

新たな旅立ちの日に、飛行機が飛ばないリスクもあります。


引っ越し業者さんが来れないことも考えておかないといけません。

慣れない道路を、冬道運転になれていない移住者が車で移動するのは極力避けたいところです。

私たちは幸い好天に恵まれましたが、入居した団地にストーブがありませんでした。
(てっきり備え付けと思っていましたので…)

あわてて団地の管理者さんを通じて業者を紹介していただき、ストーブと灯油の配達の手配。あるものを買うことしかできませんでしたので、14万円くらいしたでしょうか。

幸いにも当日のうちに工事まで済ませていただけました。そのため夜は暖かく迎えることが出来たのですが、その日のうちに来てくれなければ、夜はつらいことになっていたことでしょう。

3月末でしたので引っ越し業者さんも割高でしたし、本州から北海道という長距離でしたのでかなり前から荷物を預ける必要がありました。

入居の翌日に届けていただきましたが、窓も入り口もしばらく開けっ放しとなりましたので、その間の寒いことといったら…

数日後の雪の後「排雪スコップ」が無いことに気づきました。これが無いと、雪が積もれば玄関出入りが出来ませんから。その他にもいろいろ細かなものの買い出し。

暮らしはじめた町には家電量販店もありませんでしたので、80キロ離れた大きな町まで出かけました。

慣れない道路を、冬道運転になれていない移住者が車で移動するのは極力避けたいところです。

私の出身地・大阪では車にスタッドレスタイヤを履く習慣がないですので、冬道運転に慣れていませんでした。怖い思いもたくさんしました。
(15年経った今でも、冬道運転は全然慣れません)

写真はある年の3月。前日の夜までは雪が全く無かったのに、朝起きるとこんなことになっている日もあります。


この時期は日暮れも早いので、時間が早く過ぎてしまう気がして、なかなか落ち着いた気分になれなかったことを覚えています。

なーしぃ
なーしぃ
6月、7月になるとこんなに違います

さすがに寒さも緩み、5月の初めには桜も咲きます。新緑の濃さが増して来るころ、新生活を始めたとするといかがでしょうか。

玄関や窓を開け放していても、抜ける風が心地よく感じます。雪の心配もなくなります。

まれに本州より暑い日があったりしますが、引っ越し重労働もはかどります。(クーラーの無い家庭も道東ではめずらしくありません。ちなみに我が家は今もありません。)

夜になると気温も下がり過ごしやすく、日も長くなります。心の余裕が違います。朝3時には空が明るくなり始めます。

私も現在の居住地に引っ越したのが6月中頃でした。本当に体も心も楽だったですね。

クルマもこの頃には標準タイヤで問題ありません。本州暮らしの時から持ってきた車でそのままドライブもいいですね。(こちらでは『夏タイヤ』と呼びます。スタッドレスタイヤは『冬タイヤ』と呼びます)

夏の絶好の観光シーズンを移住後の「北海道民」として楽しんでください。こちらの記事をどうぞご参照ください。

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8月のお盆を過ぎると、一気に秋がやってきます。その頃には、体も季節感がしみ込んできていますので、驚くことなく秋を楽しむことが出来ると思います。

ホームセンターにストーブも並びだしますので、格安で買えるものをゆっくりご準備ください。

その頃には、車も馴染みの車屋さんやカー用品店が出来ているころでしょうか。冬タイヤの相談を始めてはいかがでしょう。

近くの自動車教習所などでは、冬道講習を行っているところも。私も行きました。

本州から持ってきた車の場合、冷却液の交換も必須です。こちらの記事も、ご参照ください。

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バイク好きは、冬にもバイクを乗る準備に取り掛かる時期でもあります。

(もちろん、すべてのライダーが冬に乗るわけではありませんので。)

北海道の屋根・大雪山系に初雪が降ると、道内も一気に冬へと進みます。

新しい冬靴を準備して、冬の北海道生活をを地元民としてお楽しみいただければと思います。

・これだけの理由などから、「雪解け後」である6、7月を私は強く推します!

皆さまのご事情によって、引っ越される時期にも制約があるかと思います。

まだまだ「年度始まりは4月」という習慣がありますので、自由に決めることが難しいことも承知していますが、両方の引っ越し時期を経験した私からのご提案でした。

参考にしていただけることがありましたら幸いです。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

ふだん私は、北海道が大好きになって、「いつかは北海道、道東に住んでみたいな…」と思われた方が有意義に感じてもらえるようなブログ記事を書いています。下のリンクから、他の話題もご覧いただけましたらうれしいです。

今後とも北海道移住ブログ「なーしぃのひとりごと」をどうぞよろしくお願いいたします。

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