今年の北海道はコロナ自粛で静かだった近年と違い、たくさんの観光客の方が来られています。
夏は日々の生活の中でもたくさんの道外ナンバーの車、レンタカー、大荷物系のバイク・自転車をよく見かけました。(正直、うらやましい…)
そして冬は海外からの観光客の方もたくさん見かけるようになり、観光地は本当にコロナ前の活気に近づきつつあるように感じます。
今年は書店に立ち寄ると、旅行コーナーの充実ぶりがうかがえます。
その中でも、かなり刷新された内容の旅行書が目につきました。
今回は、北海道・道の駅を全駅制覇ののち道東に移住して15年の私が「旅行者視点」「道民視点」そして移住ブログらしく「移住を検討する方の視点」をミックスさせた『北海道を旅される方、ガイドブックはこの3つでOK!2022年〜2023年版』をまとめました。
1.旅行雑誌の王道!「地球の歩き方 北海道版 2023-2024」
2.旅行雑誌のまとめサイト的存在「北海道ツーリングベストガイド 2022最新版」
3.移住地探しの旅の方は必携!「とほ vol.32」
この3冊で、今年の北海道旅行を充分楽しめる内容です。
どの本も実際に手に取って読んでいます。もちろん私の弱小ブログ、すべて案件も何もありません。(案件をいただけるようになりたいものです)
では順番に説明させていただきます。どうぞ最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

「地球の歩き方 北海道版」がリニューアル!
旅の王道・地球の歩き方 北海道版がこの夏、完全リニューアルされました。
このシリーズは私が紹介するまでもなく、国内・海外を旅される方から強い支持を得ていますね。
私も他県版で読んだことはありますが、北海道版は実は初めて読んだのです。
その感想として…「ほんとにこれ1冊あれば、十分だわ。いやあ驚いた。」ですね。
あまりガイドブックに載らない道東の「これ、地元民でも知らない人の方が多いんじゃないか?」という情報、具体的な交通アクセスまで網羅されています。この本は店頭で立ち読みし、2200円。そのまま即買いでした。
オロナミンCの売り上げナンバーワンは中標津のAコープって…どんな細かい情報ですか(笑)
「るるぶ」などの華やかさは無い紙面ですし、旅行中の持ち運びを想定してなのか小さいガイドブックですので字が小さく、私のような老眼世代には正直きつかったりします。ですがこの情報量は驚きです。次に紹介するガイドブックと2冊あれば、たいへん満足する北海道旅行を楽しんでもらえると思います。
こちらもリニューアル。「北海道ツーリングベストガイド 2022最新版」
こちらはやや変化球的なガイドブックです。
北海道を夏に走るツーリングライダーには有名な本で、過去10年以上前から季刊で刊行されていた「バイク雑誌」です。
(発行する会社や編集者が数度変わるという、なかなか不遇な運命の雑誌でもあるようです)
前年の情報を更新せず、古いままの内容であったりするのが目立ったこの本も、今年春にリニューアル。内容は各旅行誌や各地のフリーペーパー、地方の情報をまとめた「まとめサイト」的な一冊です。
一般の旅行雑誌が扱わないようなご当地グルメ的食事や観光地の情報も、新しいものになっています。豊富に写真が使われ、見やすさも抜群。
これだけの情報量があって、フルカラーの一冊で1430円。この本だけで北海道を一周出来るくらいの内容です。
さらに付録の『北海道道の駅完全ガイド』は、これだけでも販売してもいいようなクオリティ。
各道の駅から最寄りの温泉施設といった情報は、温泉好きライダーには「痒い所に手が届く」うれしい情報ですね。
もちろんこの本、バイク乗りだけではなく観光の方が用いても十分な情報量です。

番外編としておすすめ「とほ」
「お気に入りの場所を見つけたけど、もっとその土地の話をその土地に住んでいる人から直接話を聞いてみたい・してみたい」ということなら、ぜひこの本をおすすめします。
この本は『とほ』という名の「宿の情報誌」です。
旅好きの宿主が開設する「男女別相部屋」を基本として、宿主と宿泊客どうしが一緒に食事を楽しみ、語り合い、時にはお酒を飲みながら楽しい時間を過ごすというタイプの宿が紹介されています。
ひとりでゆっくり休みたいという方には向いてないかもしれませんが、お気に入りの地にある「とほ宿」に泊まり、その土地の穴場情報などを聞いて訪れるという旅のスタイルもいかがでしょうか。
この本、本州の書店ではまず売られていません。Amazonが一番簡単に手に入ります。「とほ宿」で検索すると出てきます。他に道内でしたらセイコーマートが大型書店で手に入りますのでご検討ください。440円という、ひじょうにリーズナブルな一冊です。
移住先探しで訪れる方には、この「とほ宿」に泊まられることを特にお勧めします。宿主さんも移住者が多く、いろんな経験談などの話を聞かせてくれるかと思いますよ。
(私もこのガイドブックに載っている宿の数件には、移住前から現在まで大変お世話になっています。そのうち一軒の宿には移住先探しの途中、居候として雇っていただきながら、いろいろ協力をしていただいたものです。)
(写真の「とほ」はひとつ前のもので、最新版は2022年春に発刊されているvol.32になります)
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
ふだん私は、北海道が大好きになって、「いつかは北海道、道東に住んでみたいな…」と思われた方が有意義に感じてもらえるようなブログ記事を書いています。下のリンクから、他の話題もご覧いただけましたらうれしいです。
今後とも北海道移住ブログ「なーしぃのひとりごと」をどうぞよろしくお願いいたします。