移住生活

【移住歴15年】北海道移住「子育てをしていると、メリットいっぱい。」

子どもがいると充実 アイキャッチ

北海道や地方に移住し、誰も知らない土地でゼロからのスタートを切るというのは、楽しみいっぱいの中に少しの不安。なかなか勇気のいることです。

そこに、身近な人が地域と自分たちを結び付けてくれる存在になってくれます。

それは「わが子」です。

私には中学校に通う娘と、小学校に通う息子が居ます。まだまだ発展途上ですが、今振り返っても本当にこの2人の子の存在があるからこそ、15年の移住生活を穏やかに過ごすことが出来たと思っています。

「子がいるから、頑張れた」ということは当然ですが、子どもがいることでたくさんのメリットがあります。

そのうち移住に主眼を置いた中で、私が大きかったなと感じる2つをお伝えいたします。

1.子どもの存在が、地域と結びつくきっかけを増やしてくれる

2.子どもがいると、北海道を楽しむ場所が増える

移住を検討されている、または移住されて間もない子育て世代の方に。これから子育て世代の仲間入りを予定されている方へ。

同じ世代のものとしてエールを贈ります。

では、今回もどうぞよろしくお付き合いください。

 

なーしぃ
なーしぃ
子どもの存在が、地域と結びつくきっかけを増やしてくれる

現在の居住地に来て13年。知り合いの誰もいない土地。不安がなかったなんてことはありません。

私には移住の再スタートの意味合いもあった、2か所目の移住先でしたから。

こちらの記事をお読みいただくと、その意味が分かっていただけると思います。)

【失敗しない北海道移住】実は「2か所目」の移住をおすすめする現実。地方移住を検討されている方、そして移住して間もない方。「移住という大きな決断。うまくやっていけるだろうか…」と、いろいろお悩みが尽きないかと思います。そんな方に、ある1つの事実をお伝えします。それは「2回目に引っ越した場所」で長く生活している移住仲間が多いということ。その内容を説明しています。...

そこで大きかったのが、1歳になっていない娘の存在でした。

子どもの成長を見ている度に、親として頑張らないとと思う日々。

町の児童館に妻も良く通い、気の許せる友人と付き合いを大事にしていました。

3歳になると、地域の保育園に入園。そうなると保育園行事を通じ、地域とのかかわりが増します。

その機会が多くなることで、たくさんの方々の居る地域の輪に入っていく機会が増えたのです。

地方に行けば行くほど、子どもはその家庭の宝だけではなく、地域の宝。

私の子どもたちが通う小学校・中学校はほんとに小規模校で、小学校は1.2年生、3.4年生、5.6年生が一緒に学ぶ複式学級です。全校生徒を合わせても40人ほどです。

都会だと1クラスですね。いじめなど、聞いたこともありません。障がいがある子どもも地域に暮らす方がみんなで理解し、同じように接しています。

子どもたち同士も、自然に「みんな一緒」な接し方なのです。

たとえば「運動会」

保育園も小学校も中学校も、運動会となれば地域行事。みんなで準備をして、当日に見に行く。

保護者はもちろん、祖父母も見に来るのが当然。学校を卒業し都会に進学していても、運動会に合わせて帰省する子どもたちの姿もあるし、子育てを終えた世代の地域の方も。

保護者の兄弟や親せきの方が居るのも違和感なし。転任された学校の先生方が、運動会に顔を出すこともめずらしくありません。

そうして子どもたちを見守り、地域全体で育てているのです。

遠くに住む私の両親が、孫の運動会に合わせて来た際も一緒。

すぐに地域の方が受け入れてくださり、馴染んで談笑している事には少々驚きました。

そんな、結びつきが強い「地方」ですが、子どもがいると自然と地域との結びつきに入っていけるわけです。

子は鎹(かすがい)ということわざがありますが、わたしたち夫婦と地域を結びつけてくれる存在なのです。

なーしぃ
なーしぃ
子どもがいると、北海道を楽しむ場所が増える

私は独身時代に全国をバイクでめぐり、その中でも北海道は道内道の駅を全駅制覇するくらい各地を巡りました。

結婚し移住。妻との新生活がはじまり、バイクだけでなくクルマやJRを利用して各地を巡るようになります。そして移住2年目に子を授かりました。

その頃から、道内の遊び場・行き先が明らかに増えていったのです。

公園や動物園、遊園地など、独身男性だけでは絶対行かない場所に「行ける」ようになりました。

夫婦だけでは、なかなか足の向かないところに行くようになりました。

道内の有名どころでは「旭山動物園」でしょうか。私が子どもの頃に連れて行ってもらった動物園もわくわくした思い出がありますが、ここは大人もじゅうぶん楽しめる展示の工夫がされていて、私自身が「また来たい」と思う気持ちになりました。

さすがに独身時代、家族連れがたくさん居る場所にひとりで来る勇気はありませんでしたから。

意外なところでは函館山のふもとにある「函館公園こどものくに」がとてもおもしろかったです。

昭和31年に開園した施設で、ここは写真のような木より小さい日本最古の観覧車をはじめとした、大変楽しい「小学校低学年くらいまでの子どもたちが楽しめるアミューズメントパーク」とでも言いましょうか。

小さい子の遊園地デビューにはぴったりで、すべての乗り物に身長制限が無いという遊び場です。

ここは男一人では立ち入り禁止的な雰囲気です。夫婦だけでもわざわざ足を向けることの少ないスポットでしょう。

そうなると、休日の楽しみも増えます。これまで知らなかった「北海道」を知る機会が増えたのです。

函館に限らず、道内には釧路や北見、帯広などの町に「昔の雰囲気を残す遊園地」が現役であります。安心して小さな子どもたちが遊べ、価格もリーズナブル。

親子で穏やかな休日を過ごせる、そんな場所です。

いかがでしょうか。子どもが居るということで、私もずいぶん救われた気持ちになったことが何度もあります。

同じ親世代だけでなく、その前後世代の方々にも私たち家族のことを知っていただけたことで、本当に移住生活が潤いました。

北海道での田舎暮らし、若い世代の方々も決して暮らしにくいだけではない「何か」がきっとあります。ぜひご検討ください。

ちなみに「待機児童」なんて言葉は、完全に他人事です。保育園に入れないなんて、考えたこともありませんでした。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

ふだん私は、北海道が大好きになって、「いつかは北海道、道東に住んでみたいな…」と思われた方が有意義に感じてもらえるようなブログ記事を書いています。下のリンクから、他の話題もご覧いただけましたらうれしいです。

今後とも北海道移住ブログ「なーしぃのひとりごと」をどうぞよろしくお願いいたします。

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