移住生活

【北海道移住】子育て「習いごと」事情を知りたい、に答えます。

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北海道に移住を検討されている方、または移住して間もない方で「子育て世代」の方。

子育てをお考えの世代でしたら、やはり子どもたちにいろいろ期待を掛けたくなるもの。

地方に移住すると「子どもたちに習わせたい学習塾や、習い事の機会があるの?」と不安に感じている部分もあるかと思います。

その気持ち、分かります。すごくわかります。

私がまさにそうでしたから。今、まさにそうですから。

私自身、北海道の地方に移住して15年。現在、中学生の娘と小学生の息子が居る世代です。

その不安な気持ちを解決してもらえればと思い、記事にしてみました。

実経験をお話しすることが、いちばん地方での習い事事情が伝わるのではないかと考えました。

この記事を読んでいただけたら、どの移住雑誌にも書いていない「地方移住後、子どもの習い事」のリアルな部分を知っていただけると思います。

どうぞ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。

都会ほどの選択肢は、正直ないかもしれません

都会でしたら、文系体育系を問わず、多くの習い事があります。

学習塾も、内容や進学状況、費用などを比べて選べるくらいの数があることでしょう。

しかし、地方に住むとなかなかそうはいきません。

選択肢が少ない。これは否定しようがない事実です。

人口も少ないので子どもも当然少なく、指導する側の大人も少ないのです。

ですので「子が大きくなったらこれをさせたい」というものは正直できないかもしれません。

あなたが希望する移住先には、させてあげたい習い事が無いかもしれない、ということです。

私も学生時代、柔道をしていました。礼節の修養という部分からも、習わせたいとの思いがありました。

妻も兄弟が野球に打ち込んでいましたので、自分の子にも野球をさせたいという思いがありました。

しかし、さすがに「柔道クラブや少年野球チームのある場所」を決め手に移住先を探すという考えはありませんでした。あまりにも居住地を絞りすぎになるという思いになったからです。

私の場合は子が生まれる前に移住しましたので、習い事うんぬんはまだ考えになかった、という方が正しいかもしれません。

もし移住をご検討の方で、お子さんが小学生になる頃でしたら居住地選びの項目のひとつとして「習い事の有無」はアリかもしれません。

その場合は、移住前に候補となる町に足を運んでください。こちらの記事に、その理由を書かせていただきました。児童館や体育館などで、習い事の情報を集めるのがよろしいかと思います。町のスーパーマーケットの掲示板に案内が掲示されているのもよく見かけます。

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または思い切って移住後に「自分が指導者」となって活躍するものいいかもしれませんね。それによって、地域とのつながりを持つことにもなり得るでしょうから。

地域にはとても熱心な活動をされているものが、必ずあります

少子化で子が少なくなる中ですが、どの地方都市に行っても、何かしら熱心に活動している部活動・スポーツ少年団があったりするものです。

特に北海道ですから、ウィンタースポーツに力を入れている場所も結構あります。

雪の多い山間部に近いところではスキー競技、その他ではスケートがさかんな地域などです。

そしてどの競技や文化活動にも共通していることですが、人口の少ない地域は、やはり競技人口(活動人口)も少ないのは当然。

全道大会(県大会などと同じですね。北海道の全地域の大会ですから、全道大会。)への出場ということが思いのほか、ハードルが低いのです。

まだまだ発展途上の世代の時に「地区代表」「学校代表」となれば、自信が芽生えるものです。

そして自信をつけることにつながり、モチベーションの向上につながる相乗効果も見受けられます。

私の住む町、暮らす地域には昨年の冬季平昌オリンピック・スピードスケートで銅メダルを獲得したメダリストも輩出されました。

へき地出身であっても「やればできる!」を見せてもらいました。メダル獲得時は、地域を挙げてお祭り騒ぎ。いやあ、感動しましたね。

どちらかというと「親の頑張り」の要素が大きいです

その全道大会、息子も層の薄い競技人口ということもあり、小学5年生のときに全道大会に出場。

しかも地区予選の参加条件が「〇〇で行われる全道大会に、選抜されたら必ず参加する意思のある者だけが参加できる」ということでした。

あまりに遠いと、この時点で不参加という判断をする保護者もいますので。

さて私ども一家も、晴れて参加しました。町から330キロ離れた上川地方の町まで。東京からだと名古屋まで、大阪からだと広島を超えるくらいの距離。

気分だけは全国大会にでも参加するくらいの移動距離です。

家族全員の宿泊費、食費、ガソリン代、何よりも夫婦とも二泊三日の勤務調整…なかなか大変です。

習い事は町の中心部まで我が家からは20キロありますので、親の送迎が必須。ですが門戸は比較的広く、部活動内容によっては違う小中学校から通っても「少年団」の一員として迎えてくれる制度が整っていることもあります。

要は送迎やらの手間を考えたときに、親のやる気次第という要素のほうが強いかもしれません。

不自由さも「北海道移住・地方住まいの醍醐味」と思って楽しみましょう!

どうしても「集団競技」という点では弱みとなってしまいます。サッカーや野球といった競技は、学校単位ではチームが作れなかったりします。

ですが、北海道の地方に住むことで、都会には無い習い事があったりします。

例えば近隣にある自然環境好きが集まる「ネイチャーセンター」の自然学習というものでは、乗馬や無人島探索などの都会では絶対経験できない活動があります。

これらは同伴者として参加する親の方が楽しんでいたかもしれません。
(同じ空気感のする保護者が集まるので、保護者どうしの横のつながりが広がりました)

それに小規模校では「分かるまでみんなで学習」といった感じです。
担任の先生が、ほんとに付きっ切りで付き合ってくれています。

今、私の子どもたちが通う学校は複式学級という小規模校ですが、学習面は落ちこぼれていくことすらありません。落ちこぼれる隙が無い、といった雰囲気です。

学校の教員を定年された方や、学習塾の講師をされていた方、教員免許を持っている地域の方がボランティア+αの費用で学習塾を口コミで開いていたりするようです。
(中学生の娘も、マンツーマンで学ばせてもらっています)

立派な塾に通ってはいませんが、娘は学校代表として弁論大会に出場したり、新聞のコラムに掲載されたり。

へき地で育つことを心配していた時期もありましたが、子の成長に正直驚くことが多いです。

(私の少年時代は1クラス40名を超える世代で、1学年10を超えるクラスがありました。
学習が分からなかったら、それっきりでした。思いっきり落ちこぼれましたが、今は何とかやっている感じです…)

学習塾を補完する「タブレット学習」

とはいえ「学習の遅れが絶対生じないか」と言われると、もちろんそんなことはありません。

みんな仲良し的な雰囲気は、競争意識がないという様にも感じます。

学習塾も無い町も多く、大きな町の塾まで通わせている親御さんも居られるのも事実。

その労力も、時間的損失も大きいです。

そこで我が家も取り入れたのが「タブレット端末での学習」でした。

タブレット学習端末

これまでに述べた「親御さんの頑張り」で送迎の途中に、スマホの電波に繋げれば移動の車の中でも学習できますし、特に低学年の男の子には「タブレット学習を行えば出来るようになるゲーム」が楽しいようです。

特に私が感じたのは、私たち親の世代には無かった「プログラミング学習」が出来るということ。これは従来の「紙の教科書」では学べないもの。

それ以前に「デジタルに触れる・慣れる」ということも大きいですね。

ただ、従来型の「紙の学習」のほうが子に合っている、ということもあります。

(我が家では、長女は紙の学習。弟はタブレット学習が良いようです)

私どもでは「スマイルゼミ」を取り入れておりました。

タブレット学習

資料だけでも取り寄せ、いろいろ検討されるのが良いかと思います。

知らないところは紹介できませんので、スマイルゼミだけ。リンクを貼っておきますね。




今ではこれらの不自由さも「北海道移住の醍醐味」だと思っています。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

ふだん私は、北海道が大好きになって、「いつかは北海道、道東に住んでみたいな…」と思われた方が有意義に感じてもらえるようなブログ記事を書いています。下のリンクから、他の話題もご覧いただけましたらうれしいです。

今後とも北海道移住ブログ「なーしぃのひとりごと」をどうぞよろしくお願いいたします。

ABOUT ME
なーしぃ
北海道・道東に住む48才の男性看護師。2児の父親。 大阪府出身で、32才のとき結婚を機に北海道へ移住。 高校生の時からバイクツーリングが趣味で、日本一周を達成した経験があるなどその経験は豊富。 ケアマネージャーなどの医療系資格だけでなく、自動車整備士やファイナンシャルプランナーの資格を持つなど、幅広い視点で北海道生活を伝える。
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