北海道では、もうすぐ夏のツーリングシーズンやキャンプシーズンがやってきます。
趣味がソロキャンプ、という方も居られるかと思います。最近はソロキャンプブームもあって、これから道具を揃えようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はソロキャンプ歴20年・ファミリーキャンプ歴15年の私が、初めてキャンプに出かけた頃から愛用している、コールマンのシングルバーナー【Feather442】をご紹介します。
このバーナーは、コンパクトで持ち運びが簡単ながらもパワフルな火力を誇り、キャンプやアウトドアでの料理に欠かせないアイテムとして、私の信頼度は抜群。
近年は家族で楽しむファミリーキャンプにも、なくてはならない存在です。
また、歴史あるコールマンならではの品質と耐久性があり、何年も使用しても壊れにくいのが特徴です。ぜひ、ブログ読者の皆さんにもおすすめしたいと思い、記事にいたしました。
- 紹介するのは「コールマンのシングルガソリンバーナー・フェザーTMストーブ442」
- 軽量・コンパクト・頑丈なストーブで、販売30年以上の歴史がある人気モデルです
- 燃料はホワイトガソリン、レギュラーガソリンの両方OK!災害時にも安心です
- スペアのボンベや空きボンベなど、ガス式に比べ、かさばりません
- ファミリーキャンプにも、サブのコンロとして、たいへん重宝します
- 毎年シーズン前には売り切れ必至の、Feather442です
キャンプで20年以上使い続けることができるコンロは、コールマンの【Feather442】です
Coleman Feather Stove Model 442は、コールマン社が製造・販売するシングルバーナータイプのストーブです。日本では「フェザーTMストーブ・2170160」という名称で販売されています。
このモデルは、1981年に発売された「Feather 400」の後継モデルとして、1986年に発売されました。Feather 400のデザインや性能を継承しながら、より軽量かつコンパクトに設計されたことが特徴です。
ボディカラーは販売された年によって銀色であったり、茶色であったり個性派ぞろい。
現行のものは黒で、なぜかタンクの圧力を高めるポンピング機構が、約30年前に絶滅したはずのメタルタイプで復刻採用されています。
キャンプ用品も近年の値上がりで、年々高価になっています。私が購入した20年前は1万円でおつりがきたfeather442ですが、現在は2万円前後で販売されています。
Coleman feather442をヤフーショッピングで探す
アウトドアでのキャンプや登山、バックパッキングなどのアクティビティに最適なコンロとして、長年にわたり人気があるFeather442。
その特徴や性能について、詳しく説明します。
特にソロ・バイクキャンプで、実力を発揮するコンロ・Feather442です
軽量で小型、かつ頑丈であるということ
【デザインと構造】
Feather442は、手のひらに乗るコンパクトで680g(ガソリン無し時)という軽量なボディ。
持ち運びや収納がしやすいため、パッキングに制限があるバイクでのソロキャンプや、極力荷物を減らしたい登山・トレッキングに用いる方などにぴったりのコンロです。
よくホームセンターで売られているシングルバーナー・508Aシリーズは重く大きいので、荷物をコンパクトにまとめたいツーリングライダーや登山・トレッキングを趣味にされる方には不向きです。
【耐久性】
Feather442は、前身の440型から数えると実に40年以上販売されている、超ロングセラー商品です。古くからのファンには「PEAK1」というモデル名のほうが、馴染みがあるかもしれません。
コールマン社が長年にわたり培った技術を結集した製品であり、非常に高い耐久性を持っています。このため、長期間の使用でも故障しにくく、メンテナンスも簡単に行えます。
私もこの20年、めしを炊くとき拭きこぼしても、時にはみそ汁をひっくり返しても、暗い夜に蹴っ飛ばしても、トラブルなく毎日働いてくれました。
現代でも主要な交換部品は、メーカー純正パーツとして手に入ります。
以上のように、Feather442は、コンパクトで軽量かつ高い燃費性能を持ち、手軽に使えるストーブとして、長く使える品質を有しています。
レギュラーガソリンが使えること
【使用燃料】
Feather442は、燃料としてホワイトガソリンを使用することが推奨されていますが、レギュラーガソリンでも使用可能です。フューエルタンクに入れる燃料を選ばずに済み、手軽に使えるのが特徴です。
ただし、レギュラーガソリンを使用する場合には、定期的にメンテナンスを行う必要があるとメーカー説明文にはあります。
※私は過去にバイクで日本一周の旅に出た際、Feather442を約1年間、毎日レギュラーガソリンで使っていました。その間、何のトラブルもありませんでした。
キャンプでガソリンを準備する際も、キャンプフィールドに行く途中のガソリンスタンドで、小型の携行缶に「これにもレギュラーガソリンを下さい」と言って、入れてもらえばいいだけです。
低温に強く、高燃費
【火力と燃費】
Feather442は、最大出力が約2,125kcal/h(約5000BTU/h)で、タンク満タンで約2.2時間(約1リットルのホワイトガソリンで最大約8時間)の使用が可能です。
これは、アウトドア用ガソリンストーブとしては非常に優れた燃費性能を持っています。
また、バーナー火力は調整可能で、強弱を自在に調整できます。
【低温時の実力】
ガス式バーナーと圧倒的に差が出るのは「寒冷時に使うとき」です。
ガス式のものは低温時、ボンベ圧力の低下でどんどん火力が低下します。高価な低温時用ガスも販売されていますが、氷点下に近い気温になると、使えなくなると思っていいでしょう。
途中で「ポンピング」という、燃料タンク内の圧力を高める作業を数秒行ってやるだけで、たとえ雪の中でも燃料の尽きるまで、ずっと火をおこし続けてくれます。
ガス式コンロとガソリン式コンロの利点・欠点をまとめました
よく比較されるのが「安価なガス式コンロ」との差です。
【ガス式コンロの利点】
- 着火が簡単で手軽に使用できる
- 軽量である
- ボンベを交換するだけで簡単に燃料を補充できる
- 安価なものが多い
【ガス式コンロの欠点】
- 低温時や高山での使用時、火力が上がらない
- 燃料として専用ガスボンベを使用するため、燃料の確保が課題となることがある
- 空になったガスボンベは、邪魔以外の何物でもない
- 自動点火装置が壊れ、長持ちしないことが多い
【ガソリン式コンロの利点】
- 気温や高度に影響されにくく、寒冷地や高山での使用に適している
- 燃料がガソリンであるため、長期間のアウトドアでも容易に燃料を調達できる
- 火力が強くコンパクトなため、どんな調理にも万能に対応する
- フィールドで使っていると、玄人感があり注目される
【ガソリン式コンロの欠点】
- 着火にポンピングなどの、ひとてまが必要。
- 軽量ではあるが、ガス式に比べると重さはある
- ガソリンが漏れたなどの際は、大きな事故になる可能性がある
- 購入時、高価なものが多い
ファミリーキャンプでも活躍するコンロ、Feather 442です
ちょっとお湯を…すぐ沸きます
コンパクトなシングルバーナー、小型で扱いやすいのですが、小型すぎるのでフライパンや大鍋どの調理が考えられる「ファミリーキャンプ」「多くの人数でのキャンプ」では出番が少なくなります。
むしろ、こういった大型の調理器具が重宝されるようになります。
しかしこれらの器具で「ちょっと熱いコーヒーが飲みたくなった」「子どものミルクを溶かすお湯がほしい」となった場合、大きなケトルで沸かすのは非効率で時間がかかります。
「メインのコンロで煮込み料理をしていて、コンロが足りない」なんてことも、よくあります。
そんな時こそ、シングルバーナーの出番です。ソロキャンプで使っていたコッフェルに必要な分の水を入れて沸かせば、その火力からほんの数分で手軽に準備できてしまいます。
持ち運びかんたん。小さい子どもさんから遠く離して使えます
小さい子どもさんが、火器に触れる可能性のある場合。
家ではオール電化であっても、外ではそうはいきません。
触れてやけどをすることは避けたいもの。
テーブルの上にメインのコンロを置いたまま、Feather442は少し離れた安全な場所で、サブ的役割を果たしてくれます。
大きくて重いメインバーナーをあちこち動かす非効率なことはやめて、コンパクトなFeather442に任せちゃいましょう。
「超」人気モデル。毎年売り切れ必至のキャンプ用コンロが、コールマンのFeather442です
長年にわたり愛用されているFeather442は、多くのアウトドア愛好家から絶大な支持を受けています。私も20年以上愛用している信頼できる名器です。その頑丈さや耐久性、マルチな使い勝手など、多くの魅力があります。
しかし、とにかく入手しにくいのです。
PL法などの関係で、ホワイトガソリンを含めた製品を取り扱うお店が本当に少なくなりました。もともとの製造台数も、少ないこともあるのでしょう。
コールマンオンラインショップでも「入荷待ち」が続いています。随時更新してまいりますが、更新時現在でFeather442の在庫があるのは、ヤフーショッピングに数件あるくらいです。
こちらのリンク先には定期的に入荷があるようですが、やはり更新時は検索にヒットしません。もし販売されていましたら、その時は「即買い」をおすすめします。
ソロだけじゃなく、グループやファミリーでご利用の方はこちらもどうぞ。有名店「ナチュラム」さん、幅広い品ぞろえが魅力のお店で、私もよく利用します。
気長にお待ちください、というよりも「見つけたら即買いです!」と強く推したい、超万能型コンロ・Feather442です。
今回は、私が愛用してきた道具の紹介でした。
これからも、北海道に移住して15年の間で「本当に使える道具たち」を紹介してまいります。
「北海道移住生活ブログ・なーしぃのひとりごと」を、よろしくお願いいたします。