北海道や北国では、ストーブの調子が悪くなると生活に直結します。
業者に点検を依頼すると、費用はおよそ 2〜3万円+部品代+出張料。
「そろそろ掃除したいけど、まず自分でできることは?」と迷う方も多いはずです。
実は、FFストーブや煙突式ストーブの内部ホコリ掃除・燃料ホース交換・排気筒の着脱までなら、DIYレベルで対応できる部分が数多くあります。
本記事は、道東で同じストーブを18年使い続けている私が、
分解前の安全確認→吸排気管の外し方→主要パーツの掃除→復旧→試運転まで、
写真付きで“プロに頼む前のセルフメンテナンス”をまとめたものです。
ストーブ掃除、何気ない会話をきっかけに「DIY」やってみました
北海道は、9月にもなると一気に気温が下がり、ストーブの出番となります。
職場や仲間内では、こんな会話が始まります。

今日、今シーズンはじめてストーブ使ったわー



ストーブ、何年くらい使ってる?



だいたい5年、6年くらいになるかな。今年ちゃんと動いてくれるといいな



ストーブは、このくらいから調子が悪くなりだすもんね



そうそう。あ、電気屋さんに点検をと思っていて、結局今年も頼まなかったわ



掃除くらいのメンテナンスなら、自分でできるんだけどなぁ
ということで今回、「自分でやっている、ストーブの分解清掃」を記事にしてみました。
あくまで「DIY好きの素人が書いた記事」ですので、参考程度にお願いします
※ストーブの新規購入・買い替えをお考えの方は、こちらの記事をどうぞご覧ください。
キャンプシーズンが終わる9月ごろ、ホームセンターに並びだします。


ストーブを長持ちさせるための「点検費用」相場はおよそ2万円から3万円?その内容は清掃メイン?


かかる費用は2~3万円プラス部品代、出張費
ストーブを使わなくなる6月のはじめごろ。今年こそはオフシーズンの間に来てもらおうと思っていて、ついつい忘れがちなのが「ストーブの点検」依頼です。



北海道ですから。年中ストーブ生活という方も居られますよ
町の電気屋さんに点検を依頼すると、
- およそ20,000円から30,000円程度(税込み)の「整備技術料」
- 5,000円程度の「出張料」
- さらに掛かった部品代
これらの合計が標準的なようです。
暮らしサービスの総合サイト「暮らしのマーケット」さんのサイトでも、だいたいこのくらいですね。(出張料は別のようです。地方に住んでいると、これがとんでもない金額の請求になったり、そもそも遠すぎて来てくれなかったりするのでご注意を)


どんな田舎でも、町の電気屋や設備屋さんがこんなチラシを配ったりします。



私の職場でも、町の電気設備&ガソリンスタンド経営の会社がチラシを貼っていきます
「およそ2〜3年に1回の点検」では、足りない気がします



2.3年に1回程度の点検整備が推奨されています
10万円前後で買ったストーブに、数年おきに2万~3万円の点検料。





問題なく使えているから、別に大丈夫だよ、と思いたくなりますよね
もっと平たく言うと「3回点検出すなら、新品買うくらい金がかかる。壊れずに粘ってほしいなあ」ってことです。もちろん私もそう思っています。
点検整備の内容って「ホコリの掃除」がメインです!





うわっ、ホコリだらけ!何年放っておいたらこうなるの?



この写真のストーブ、わずか2年です。2年だけでこうなるのです
実際に点検修理に行っている工事業の友人に聞いたのですが…
「点検整備って言っても、安い燃料ホースを交換して、ホコリ取るくらいのものだよ。単純な作りだから、ホコリさえ溜めなきゃ壊れるものでもないし、自分でやっちゃいなよ」というのです。



ホコリがたまると各部品に負荷が掛かったり、夏場の湿気でショートして部品が壊れるという流れだそうです
特にタイマーや温度調節を行う「電子部品」が壊れてしまうと、それだけで数万円の部品代。ほかのバーナー部分に問題が無くても「そんなにかかるなら、新品のストーブに交換を…」となるのがほとんどということ。
だったらホコリを溜めないよう掃除さえすれば、寿命を伸ばせるんじゃないか?と考えたわけです。



我が家は移住した年に購入したストーブを使い続け2025年で18年目。1〜2年ごとに自分で分解清掃して故障知らずです。これが答えですね





もちろん2025年も9月ごろ、自分でやりました
あれ?去年サボったかなっていうくらい、ホコリがたまっていて驚きました。掃除も終えたので、これで今シーズンも安心して冬を迎えられます。


2025年秋、たった1年でこれでした。これ見てると、毎年やらないとと思ってしまいますね。
そして今年で18年目を迎えたストーブ。今シーズンも絶好調ですよ!これがセルフ分解清掃の結果です!
「自分でやります!」ストーブを長持ちさせる点検整備、掃除の実際を写真付きで紹介します
主要部分を分解しなくても、掃除できます。ポイントは排気筒の取り外し・取り付け



日曜大工やDIYが趣味な方なら、手持ちの道具で普通に出来てしまう程度の作業です
分解掃除を実践します
・プラスドライバー(各サイズ)と多めのボロ布、新聞紙、掃除機を準備します。
・必ずコンセントを抜いてから作業します。(オフシーズンは基本、抜いています)


・灯油のコックを「オフ」にして燃料ホースを外します。





必ずホースに残っている灯油がこぼれてきますので、新聞紙を重ねて敷いておくほうが絶対いいですよ!


ホースが固くなっていたり、ひび割れしたりしているなら、交換しましょう。
今回交換したものも内側がひび割れして、危ない状況でしたね。5.6年ほど使ったでしょうか。ほとんどのホースは内径6㎜(細かいと6.3㎜なんて表記)が使われています。





安いホースですから、事前に準備しておくほうが手間いらずです
わたしはちょうどホームセンターに行く用事がありましたので、その際に買っておきました。1,000円ちょいでした。
Amazonで選ぶなら、このあたりの燃料ホースでしょうか。ホースバンド(金具)もついていて安心です。(ご自宅の器具とのサイズや必要な長さを、改めてご確認ください)



まずはストーブをずらして、作業しやすいように場所をつくります


・FFストーブですと、吸気・排気の配管をストーブ側から外します。(煙突式は煙突を外します)


この金属パイプの抜き差しが、今回の作業でいちばん手こずる作業かと思います。固定ねじをゆるめてハズレ止めをずらして、少しずつこじってみたり、ストーブ全体を揺らして取るしかありません。


これが外れると、ほっとします。





前回の清掃から2年で、これだけボロボロ出てきました


アースかな?こちらもいったん外せば、


ストーブがフリーになります。
分解掃除の実践です


・ストーブが動かせるようになったら、作業のしやすい場所に移動させて…




ドライバーを用いて、とにかくねじを外していきます。




※2年で、これだけファンや内部にホコリがたまっています。そりゃ分解清掃無しで使い続けたら、積もったホコリで負荷がかかり、燃焼効率も悪くなりますよね。それで多くのストーブが5.6年くらいで調子を悪くしていくのでしょう。


できる限り、バラバラに。
※私も初めてバラしたとき「え!こんな簡単な作りなの?」と驚くくらい、中身はすっからかんです。電子部品が端子むき出しなので、内部にほこりがたまると、すぐダメになっちゃうのでしょう。





この端子なんて、いつリークしてもおかしくない状態だったですね…何かの熱センサーでしょうか





電子基板まわりは、特にきれいにしておきたいところです




・ある程度ホコリを取ってやって、最後はブロワーやエアーで飛ばして除去です。



エアーダスターを用意しておくと、より効率的です。1本で連続使用するとパワーが弱くなるので、2本欲しいところです
部屋の隅っこに置かれることの多いストーブですから、置いていた場所にも、とんでもなくホコリがたまっています。掃除して、あとはねじを締めて、元に戻していくだけです。


※FFストーブの方、配管を戻す時にハズレ止めになっている、でっぱりのある部分までしっかり奥にはめこんでください。要注意です。ここが甘いと嵌まらないですし、外れたままだと排気が全部室内に…恐ろしいことになります!


あとは用意しておいたホースに換えて。


無駄に長いホースは、ロスが多いだけです。ある程度の余裕を残して、切っちゃいましょう。



家庭用のハサミでは太刀打ちできないくらい、ホースは丈夫です。薄い鉄板くらいだと簡単に切れる、作業用ハサミが1本あると、何かと重宝しますよ



鉄腕ハサミGT。すごい名前ですね


放熱板あたりのメッキパーツは、どんな高級なケミカルより結局こいつがいちばん効果も高くてコスパよし!ピカピカに仕上げてください。



300円ちょいで、1本あれば一般家庭なら何十年も持ちます。水道蛇口もピッカピカ!


・完成です。慣れると2時間もあれば、充分に出来る内容です。
※繰り返しになりますが、ここまでの部分は、自己責任でお願いします。特に可燃物そのものを燃やす器具ですので、危険が必ず伴います。この記事を見て行われた整備に関して、当方は一切の責任はとれませんのでご容赦ください。
自分で行う分解清掃、整備後の試運転。ストーブを長持ちさせるために「たまに火力全開で、完全燃焼」



「セーブ」や「節約」機能で過ごすことの多い方。たまにアクセル全開も必要です
車を運転される方であれば、たまに高速道路を走ると、その後エンジンの調子がすごくよく感じたことがありませんか?
つまり、それです。



たまに思いっきり燃焼させてあげると、煤(スス・燃えかす)も焼け、燃料の流れも良くなります
つまりの抑制にもなりますので、試運転を兼ねてしばらく全開での運転をどうぞ。



小さな子どもさんの居る方、お孫さんが来られる予定の方、ペットを飼っておられる方、これも必需品ですよ
ストーブを長持ちさせる「ストーブの点検整備」この記事で難しいと思ったら、そこは業者さんに依頼しちゃいましょう!



安全に使うには、この清掃はたいへん効果の高い作業だと思います!
作業としては難しくありませんが、正直、時間や手間はかかります。
秋になったら込み合いますので「そろそろ朝晩、ストーブが欲しいなあ…」という時期になったらいざ作業を!難しそうだな…と思ったらプロに頼んでしまいましょう。










